はじめに

ようこそ、パラトゥリクスへ

森羅万象の奥で、
すべての命は、ひとつの見えない流れに抱かれているという。

花は、光へと身をひらき、鳥は、空の記憶へと羽ばたき、
川は、幾億の曲がり道を越えて、やがて大いなる海へと還っていく。

そして「私」もまた、
幸福を求め、不幸を避けながら、
自分が何を探しているのか不確かなまま、
常に在り続けている故郷へと呼ばれている。

それは、外側のどこかにある楽園なのか。
遠い未来に約束された救いなのか。
それとも、はるか昔に失われた何かなのか。

「私」には、分からない。

けれどそれは、
あなたが「私」という名を持つ以前から、
静寂の果てに、変わることなく、
すでに在ったもの。

名前もなく、形もなく、物語にも触れられないもの。

それでいて、光と闇を御心として抱いているもの。

あなた。わたし。本来の自己。

苦しみとは、その自己から離れたように見える夢かもしれない。

物語とは、その夢の中で、ふたたび自己の光を思い出そうとする、魂の回帰運動かもしれない。

パラトゥリクスは、真理探究に惹かれた人が、
自己と世界の構造を見つめ、
学び、思い出し、
やがて本来の自己へと還っていくための場所。

名前を持つ以前のあなたへ。意識以前のあなたへ。

世界が始まる以前の、体験を超えた静けさへ。

ふたたび、帰還していくための、道なき道がここにある。

真理探究とは

悟り、覚醒、目覚め。

そのように呼ばれてきた真理へ向かう探究とは、人間の奥深くに残されている根源に対する自己愛、あるいは原初の記憶のようなものです。時代によって、その流れが高まり、開花することもあれば、減衰し、精神の地下へと潜り、息をひそめるように見えることもあります。

それでも、真理への渇きそのものが、この世界から消えることは決してありません。

どれほど、日常に埋もれていても、人はどこかで感じているからです。

ただ存在しているだけで、ほんとうは何ひとつ欠けていないことを。

サイトで扱うテーマ

このサイトで扱うテーマは、真のあなたを思い出すことです。

  • 「私とは一体誰か」
  • 「私とは一体何なのか」
  • 「私はどこから来て、どこへ向かうのか」
  • 「何のために存在し、この生と死にはどのような意味があるのか」

このような問いが指しているものを、思考やマインドの理解だけで終わらせず、直接的な気づきとして深めていきます。

記事の読み方

パラトゥリクスでは、まず「個の私と世界」の構造を見つめます。

そこから、純粋意識、全体意識、絶対・超越へと、少しずつ探究を深めていきます。

最初からすべてを理解する必要はありません。読めるところから読み、何度も戻りながら、少しずつ内側に浸透させていってください。

自己紹介

私は幼少のころから、自己探究と真理探究に強く惹かれてきました。

瞑想、明け渡し、聖典、グルや賢者たちの教え、一瞥体験や神秘体験を通して、この道を歩んできました。

また、同時に私はかなり俗的で、不器用に迷いながら生きてきた人間でもあります。

だからこそ、真理探究の中で起こる迷いや誤解を、できるだけわかりやすく言葉にしていきたいと思っています。

あなたの探究に、至福と恩寵が限りなく訪れますように。

管理人である私の詳しい話や、このサイトが立ち上がった経緯については、こちら。

直接体験を深めたい方へ向けて

気づきが深まってくると、個人の苦しみを整理する段階を超えて、

  • 私と世界
  • 主体と対象
  • 真実と幻
  • 存在と無

そうした二元的構造そのものが問い直されるようになります。

霊性に関する理解とは、情報をたくさん集めることではなく、
知識が内側の叡智に照らされ、自分の見方そのものを変え始めることだと私は思っています。

最初は意味がわからなくてもかまいません。何度も触れるうちに、ある日急に文の意味が変わることがあります。
前は概念だったものが、急に自分のこととして見え始めることがある。そして、そうした変化が実際に起こります。

セッションのご案内

このサイトの記事では、できるだけ真理探究の構造を言葉にしていきます。

けれど、頭で理解することと、内側で直接体験として深まることは、少し違います。

知識は道を示してくれます。
しかし、実際に自分の内側で気づきが起こらなければ、知識は知識のままで終わってしまうことがあります。

そのため、パラトゥリクスでは、真理探究を知識だけで終わらせず、直接体験として深めたい方に向けて、個人セッションも行っています。

セッションでは、純粋瞑想明け渡しを軸に、思考、感情、自我、意識の立場を丁寧に見ていきます。

  • 純粋瞑想とは、何かを得るために頑張る瞑想ではなく、すでに在る意識へ静かに戻っていくための実践です。 
  • 明け渡しとは、個人の力で抱え込もうとする緊張をほどき、より深い流れへ委ねていく道です。

個別の対話やセッションについては、こちらをご覧ください。

最後に 

当サイトが目指しているのは、概念を闇雲に増やすことではありません。これまでの固定概念をほどき、シンプルで疑いの余地のない直接的理解へと還っていくことです。 

それは、本来の自分の再発見であり、自己回帰です。

自分が何者だと思い込んでいるのか。
世界をどのように見ているのか。
その見方は本当なのか。
そして、本来のあなたとは一体何なのか。

この探究に、静かに、しかし本気で触れていきたい人へ。この場所は、そのためにあります。

最後まで読んでくれてありがとうございました。

あなたの探究に至福と恩寵が限りなく訪れることを祈って。

管理人 川嶋良青(かわしま りょうせい)